まるたの記録

起こったこと、思ったこと。そして、愛の記録。といいつつ読書記録がメイン。

(3)20210823

 『マカン・マラン』を外に出て読んだ。夜に鳴く虫や蛙の声をBGMにして本を読む時間は贅沢だ。最近は雨が降ることも多いが、幸運なことに雨はやんでいた。曇り空ではあるものの、煌々と輝く月が雲を跳ね除けている。日常だけど、非日常の空間で、非日常のカフェに訪れる。贅沢だと思う(2回目)。
 ゆったりとした夜を過ごしていると、自分のためにご飯を作ればもっと贅沢ができるなという考えが浮かぶ。とはいえ、私にとってご飯作りに手間をかけるのはかなり気力を使う。だからこの贅沢はあまり叶わない。だから贅沢と言えるのだけど。こんなとき、手軽に気持ちを満たす料理は重宝する。私にとってそれは鍋。鍋はほかほかで幸せの味がする。手癖で作れるのもいい。クタクタになった葉野菜はたくさんお腹に吸い込まれるし、つるりとした豆腐は口の中を滑っていく。うん、幸せの味。
 それでも手癖で作れない料理に憧れる。夢はスパゲティグラタンなどのオーブン料理を手作りすることです。