まるたの記録

起こったこと、思ったこと。そして、愛の記録。といいつつ読書記録がメイン。

(28)20230319

 久しぶりに本をたくさん読んで過ごした。読んだのは『家が好きな人』と『虎のたましい人魚の涙』の2冊。本を読むと、不思議と心穏やかに過ごせることに気づいた。

 疲れていると本を読めない。全身から気力がなくなって、長い文章を読む、ということが億劫になる。短編集でも、詩集でも、短歌集でも同じことだった。それでも活字は好きなので、Twitterで140字に満たないつぶやきたちをたくさん見る、ということで発散していたように思う。そう、Twitterは「読む」ではなく「見る」もの。そうやってなんとか生き延びていた。

 昔は本を読むことでストレスを発散し、心躍らせていた。本を読むことは苦ではなく、娯楽でしかなかった。読むための気合が必要になったのはいつからだったか。わからない。ただわかるのは、本は心を癒してくれるが、本を読むためにはある程度の心の余裕が必要だということ。その余裕がここ一年ほどは全くなかった。

 先月、赤ん坊並みに眠り続ける日々を送り、ようやく人の生活リズムを取り戻しつつある。まだまだ眠くはなるけれど、活動時間を確保できるようになってきた。その中で時間を持て余すようになった。今までだったら余裕がなくスマホに逃げていただろうが、これからは本を読めたらいいな、と思う。活動時間の余り、余暇に読書をしていきたい。その心の余裕が今はあるから、今のうちに本を読んで、習慣にして、心穏やかに過ごせる日々を増やしていきたい。そんな風に思った。