まるたの記録

起こったこと、思ったこと。そして、愛の記録。といいつつ読書記録がメイン。

20210928-誕生日に言葉一つで全てを奪われ、一つの言葉からちょっぴりの希望を貰った日のこと。

 どうしようもないことは、どうすることもできないからとても悲しい。後から後から溢れる涙。枯れたと思ったのにすぐに溢れ出す水。そして時間の経過とともに痛くなる頭。ぐちゃぐちゃでボロボロで世界の全てが敵に見える。否、私という存在が邪魔なだけで、世界は私のことなど相手にしていない。それが悔しくて、悲しくて、枕はどんどんぐちゃぐちゃになる。何も信じないし、何も期待しない。ヒトもモノも、世界の全てを嫌いになる。
 でも、そういうときだから飛び込んでくる言葉もある。普段なら流してしまう言葉が、やけに耳にまとわりつく。心に落ちる。暖かい。その言葉は私を心底思って発されたものかもしれないし、私のことなんて認識していないのかもしれない。勝手に言葉に意味を見出し、勝手に落ち込み、勝手に救われる。今日も私は言葉一つで何もかもが嫌になるし、その言葉によって救われる。

 暖かい言葉に出会えたら、ほんの少し世界を信じてみよう。